「ソムリエ資格を取るほどではないけど、ざっくりワインについて知りたい」人におすすめの本
■本のご紹介です。今日は「ソムリエ資格を取るほどではないけど、ざっくりそこそこワインについてわかりたい」人に非常におすすめの本です。ここ20年、不況でもじわじわワインブームだし、そういう人って結構多いのでは?
「男と女のワイン術」(日経プレミア文庫・940円)※画像はクリックで拡大します。
■タイトルの雰囲気からは「これって大人の男女の、ワインを媒介とした“くどき術”のハウツー」では?と瞬間的に思ってしまいますが、違うの!!ワインの知識の「軸」となる部分が本当にざっくり、短時間ですっきり整理されて理解できるすごい良書です。この本を読めば、「要はこれだけ知ってれば、どの国、どの味のワインも何となく基本がわかる」ということがシンプルに解説してある。
また文庫本なのでコンパクトで軽いし、しかも楽しくて読みやすい。Amazonのワイン・お酒カテゴリの和書で1位だそうで。納得です。
■実はこの本の著者、柴田さなえちゃんは私の友人。フリーの食ライター仲間でもあります。完全同業ですが、実はフードの仕事をしてる人ってみんな意外と横つながりが強く、同業同士でも仲がいいのです。なので新宿のブックファーストで、書店員さんおすすめ本として平積みになっているのを見た時は感動!思わず購入してしまいました(^0^)
さらに他の駅のTSUTAYAや、いくつかの書店でもベストセラー書扱いで、純粋に「ああ、さなえちゃんすごいなー、頑張ってるなー」と(。>0<。)
■いままでありそうで無かった、ワインの解説書だと思います。大体、ワインに関する本ってわたしもワインスクール通ったり、資格の勉強してたときは必死でいろいろ売れていると言われていた本を読んだけど、どれもお決まりの構成パターンで。
まず2大銘醸地のフランスのボルドーとブルゴーニュが来て、次にフランスの他の地方、イタリア、スペイン、ニューワールド…と、「産地の基本」から紹介するか、白、赤、ロゼ、デザート(甘い)ワインと「品種の基本」から紹介するかどちらかの一本調子。資格の勉強するときはそうやって全部詳しく網羅しなきゃいけないけど、普通のワイン好きな人はそんな細部までこってり知りたくないし、また知る必要もまったく無いと思います。
でも大体の基本を知っていると、ワイン飲むときにも楽しいのは事実なので、そんな、今までどのワイン書も解決できなかったことをすっきり教えてくれるのがこの本だと思います。
日本経済新聞出版社
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