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2013.09.23

「明治のこころ‐モースが見た庶民のくらし‐」展@江戸東京博物館へ

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■すごくよかった、感激しました。「明治のこころ‐モースが見た庶民のくらし‐」展江戸東京博物館の開館20周年記念特別展。9月14日から開催中です。オープン前に先がけて、プレスレビューにご招待いただきました。
展覧会公式サイトはこちらです。※以下、写真はすべて取材用に許可をいただき撮影しています。

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■この展覧会に伺うまでは私、学校の教科書で昔ならった、「モース=大森貝塚を発見・研究した学者」という知識しかなかったのです。

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■実はモースはその功績や動物学者としての活動のほか、数えきれないほどの、「日本の”暮らし”に関するモノ」の熱烈なコレクターだったそう。写真や記録もたくさん残していました。
それらは4年の日本滞在ののち、母国アメリカに持ち帰られ、現在までピーボディエセックス博物館(Peabody Essex Museum)とボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)とに収蔵されています。
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■今回はその膨大なモース・コレクションのうちの厳選320点が日本に一時帰国し、見られるというもの。それがどれも、すごく見応えがあったのです。すべて明治初期、「130年前のニッポン」がリアルにそこにありました。たとえばこれ。当時の女性の髪形のスケッチ。

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■当時の一般庶民が、日常的に使っていた手ぬぐい。

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■この展覧会では、どれも写真が本当にリアルでした。タイムマシンで昔を見ているかのよう。これはおでん屋の風景。

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■下駄屋さんも。

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■展示物がたくさんあるので、「よそおう」「すまい」「あきない」など、順に、モノのジャンル別に展示されていました。わたしのテンションが上がるのはもちろんこれです!「たべる」コーナー。

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■信じられない!1885年製の「海苔」が、当時販売していた缶入り」で残っているー
(゚0゚)

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■当時のかつお節や、

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■砂糖で作ったお菓子も!100年経った後に見られるなんて、モースさん、ありがとう
(。>0<。)

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■ごはんを炊くお釜など、当時の調理道具もこんなにあります。

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■こんなスケッチもほほえましくて。モースの指示で、日本人のお弟子さんが工夫して作ったんでしょうね(笑)。現代でもフランスのル・クルーゼ鍋で玄米を炊いたりしますが、その「日本人の器用な和洋折衷アレンジ」の姿が垣間見れます。

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■コレクションの中に、こういうミニチュア模型がたくさんありました。説明では、モースはあまりにも持ち帰りたいものが多かったため、一部こうして小さく模型を作らせたそう。真ん中のヤカンなんて私の小指の爪くらいの小ささ!

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■ままごと道具のミニチュア。これも精巧で……「ミニチュア化して持ち帰る」というアイデアを考えたモースもすごいですが、当時の職人さんの技術も本当に素晴らしいです。100年前、いまのように道具も、細部まで見える良質なめがねもなかった時代に。

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■別のコーナーに行くと、こんな写真も。

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■わはは、たしかに!おかしい(^0^)(^0^)

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■「あきない」コーナーへ。商売に関するモノです。

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■商品をモチーフにした各お店の「看板」に、モースはとてもインスピレーションを受けたとか。八百屋さんは大根の看板。

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■またミニチュア模型!ずらりと食器がならんだ「瀬戸物屋」。

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■「糸物屋」。糸、綿、ひも、もう、どれもものすごく小っちゃいながらリアルすぎる!

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■最後はちょっと怖かった、「生き人形」。幕末から明治にかけて見世物興業などで大流行したそう。いまのろう人形館のようなものですね。ずっと見てると文字通り本当に生きていて動き出しそうで……。

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■はあー、見応え十分、楽しかったです!開会式のワンシーンにて。
今回は320点の展示ですが、アメリカの博物館に収蔵されているのはモース自身が収集したもの3200点、モースの仲間が収集したものは27000点(!)にも及ぶそう。
どれも100年前の、今は亡きご先祖様たちの暮らしや生き様がありありと浮き出ていてすごく面白く、リアルで。またそれが綿々とつながり、自分のいまの生活に続いていると思うと、感謝したくなりました。そして同じように毎日を大切にして、生きなければいけないと。

■とても興味深い内覧会にご招待くださり、ありがとうございました。お招きくださったのは広報事務局のウィンダムさん。あらためてお礼申し上げます<(_ _)><(_ _)>
すごくおすすめなので、江戸や幕末史好きな皆さま、ぜひご覧になってみてください。
「明治のこころ‐モースが見た庶民のくらし‐」
江戸東京博物館(両国駅すぐ)
2013年9月14日~12月8日まで開催中
展覧会公式サイト
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