磯江毅展(練馬美術館の特別展)に行ってきました
週末、 「磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」展を見てきました。 練馬美術館で特別開催されています。 主にスペインで活躍された1954年生まれの画家。 現代写実絵画が国内外で高く評価されています。
・・・と、言っても私は本当ーに絵心がなく、 美術の専門的なこともよくわからず、 練馬美術館にも今回初めて行ったのですが。
日経新聞日曜版の広告でこの磯江展の告知を見て、 この鰯(いわし)の食べかけの絵、そしてぶどうの絵に 目が釘付けになってしまったのです。
ウェブではいま一つわかりづらいですが、 新聞の大きな広告で見たときは、まるで「写真」そのもの。 一体どんな描き方をしたらこんなリアルな表現になるのか、 どうしても作品そのものを見に行きたくなってしまったのです。
三連休の初日、練馬美術館はほどよく混んでいました。 が、一人1作品を間近で、5分くらいは独占して見られるくらいのゆるゆる感。 ちなみに去年、ミッドタウンの国立新美術館に行ったとき(たしかゴッホ展)は ほぼ全作品の前に人が直立不動で群がり、暑いわ薄暗いわで 鑑賞を楽しむどころではありませんでしたが・・・
なので今回は非常に快適で。 出展されていた全80点をたっぷり味わうように見られて、 とてもよかった。 この鰯も静物も、本物はさらに素晴らしく、 目を5㎝くらいまで近づければ「あ、絵だな」とわかりますが 普通に目の前に立つ距離ではまるで写真。
光の当たり方、木や果物の細い繊維なども、専門的なことはよくわかりませんが 計算され、丁寧に筆で描いて本物以上の本物感を出していて、もうすごいの一言。
何より感動したのは、絵が描かれている果物や食べ物が 「手でつまめそう」に、まるでそこに存在しているように描かれていること。 3Dのよう、と言えばいいのでしょうか。
女性が眠っている姿を描いた大きな作品もありましたが、 これも本当にリアルで。まさしくそこに寝ていて、寝息が聞こえるようでした。
磯江展は今週の日曜(10/2)まで開催されているので 興味のある方はぜひ。 ちょっとマイナーな練馬という場所柄、 大人一人500円なのもお得です。
磯江展ホームページ ※練馬美術館の最寄は西武池袋線の中村橋です。駅徒歩1分くらい。
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