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2008.02.12

映画「きみに読む物語」に涙…

これ、DVD借りて観ました!略して「きみ読む」とも呼ばれます。
英語の原題は「The Notebook」。



これは、もう~涙です。
DVDのパッケージには、初老のカップルが本を読んでるシーンが大きく出てるので、それだけだと「なんか退屈そうな話だなあ」という印象を受ける。
でも、この話のメインは読み聞かせる「物語」の方の場面がほとんどで、夏休みに家族と避暑地にきたお金持ちの令嬢と、作業場で働く貧しい地元少年の恋物語からすべてが始まるのだ。

と書いても、あー、身分違いの恋。よくある設定ね、と思うでしょう。そして最初の15分くらいはそんな感じでちょっと退屈なのだが…あなた、そこから先ですよ!
気持ちいいくらいにわかりやすく、いろいろ展開して行って、「なるほど、ここはそういうことだったのか」と途中からつながるところもあったり、もうクギ付け。
しかも、「貧しい少年役」にそこまで貧乏くささがなく、とっても優しそうでさびしそうでセクシーな俳優が演じてるので「あの人に惹かれてしまうのはわかる!!」とうなずきながら、ヒロインと自分を重ねてしまうのだ(私だけ?)。

まあ、ここまでドラマチックではないにしても、誰でも10代、20代を通過する間、この登場人物たちと同様に悩んだり、嬉しかったり、切なく感じた思いっていうのはあると思う。
そんな、どこかに置き忘れてきた気持ちを、「赤毛のアン」の世界のような夢のように美しい画像とともに見せてくれる、素敵な映画でした。

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